


おっぱいが痛い。
ここ数日間、左のおっぱいの一部分だけが「ゴリゴリ」と岩のように硬くなっている。
嫌な予感を抱えつつ観察していたら、ついに乳頭に「白斑(はくはん)」まで出現してしまったではないか。

ど、ど、どうしよう…絶対乳腺炎になりたくない…!!
すぐさま近所の母乳外来へ電話
恐怖に駆られてすぐさま近所の母乳外来へ電話。
「大変! 明日すぐ来なさい!」
助産師さんの力強い言葉とともに、即座に予約を取り付けた。
しかし、予約は取れたものの、明日までこの激痛とゴリゴリを放置しておくわけにもいかない。
今この瞬間の詰まりを打破するには…我が子あーちゃんの吸引力に頼るしかない!
ここから、あーちゃんとの「おっぱい開通作戦」がスタート。
まずは、あらゆる「抱き方」と「角度」で授乳をしてみる。
ラグビー抱き、縦抱き、横抱き…あらゆる角度から詰まっている場所へあごが当たるように配置し、ひたすら吸ってもらう。
「え? まだ吸うんですか?」
あーちゃんも困惑の表情を浮かべている。
授乳をはじめて20分…ついにその時が訪れた!!
ドドドドド…!!
滞っていた開通口から母乳が溢れ出てきた!
「なんかすごい出てきましたけど?!」と言わんばかりに、あーちゃんも「ゴッ、ゴッ、ゴッ」と喉を鳴らしながら必死に飲んでくれている。
後半は、母乳におぼれていた笑
飲み終わる頃には、あれほど頑固だった左胸のゴリゴリが見事に消滅!
白斑までも綺麗に消え去っていた。
やったー! あーちゃん、君はマイおっぱいの救世主だ…!
※その後、無事に開通した旨を母乳外来に連絡してお詫びし、予約はキャンセルさせていただきました。
乳腺炎の一歩手前?「うっ滞性乳腺炎」と「白斑」
授乳中のママにとって悪夢のような「乳腺炎」。
今回わたしが体験したのは、本格的な感染が起きる前段階の「うっ滞性(うったいせい)乳腺炎」と呼ばれる状態。
主な原因と症状
原因
母乳の飲み残し、授乳間隔が空きすぎたこと、抱っこ紐や下着による胸の圧迫、ママの疲れやストレス、甘いもの・油っこいものの摂りすぎなど。
初期症状
おっぱいの一部がカチカチに硬くなる(しこり)、押すと痛い、熱感を帯びる。
白斑(はくはん)とは
乳頭の出口にできる白いニキビのようなもの。母乳の成分(脂質やタンパク質)が詰まったり、小さな傷の皮膜で出口が塞がれている状態。
そのまま放置して細菌感染を起こすと「化膿性乳腺炎」へと進行し、38度以上の高熱や激痛、悪寒に見舞われることになるため、初期対応が命運を分けると言っても過言ではない。
詰まった時のセルフケアと注意点
いろいろな角度で赤ちゃんに吸ってもらう
赤ちゃんの「下あご」が当たっている方向の母乳が一番引き抜かれやすい。
しこりがある位置に合わせて、普段の横抱きだけでなく「フットボール抱き(ラグビー抱き)」や「たて抱き」、時には上から飲ませるような姿勢を試すのが効果的。
つぶす・強く揉むのはNG!
白斑を爪や針で潰したり、しこりをグリグリと強くマッサージするのは絶対にやってはいけない。乳頭の傷から細菌が入ったり、乳腺の組織を痛めて悪化させる原因になる。
温める? 冷やす?
詰まっている最中の激しい張りや熱感・痛みがある場合は、「冷えピタ」や「濡れタオル」で軽く冷やすと痛みが和らぐ。
授乳直前に少しだけ温めて母乳の滑りを良くするのはアリだが、基本的には冷やすのが安全だ。
母乳外来・病院を受診する目安
自力で飲ませても開通しない場合や、以下のような症状が出たら迷わず専門機関(産婦人科や母乳外来、助産院)を受診してほしい。
- 38度以上の発熱がある
- 赤みや激痛がひどく、触れるだけで辛い
- 赤ちゃんに吸ってもらっても、しこりが小さくならない(24時間以上続く)
- しびれや悪寒(ぞくぞくする感じ)が強い

プロの助産師さんによるマッサージを受けると、驚くほどスッと楽になり、適切な授乳姿勢のアドバイスももらえるよ!
我が子の吸引力に感謝しつつ、トラブル回避の日常へ
今回は、あーちゃんの圧倒的なパワフル吸引力に命を救われた心地だった。
授乳期は、ちょっとした油断やストレス、体勢の偏りですぐにおっぱいトラブルが勃発する。

「母乳外来へ駆け込む直前で自力突破する」という経験、みんなあるよね?
世の授乳中ママたちも、胸の違和感にはくれぐれもご注意を!
ヤバいと思ったら迷わずプロの手を借りつつ、我が子の「吸う力」を信じて、今だけの授乳ライフを楽しんでいこう!


