

始まる…始まるよ、離乳食…。
生後5ヶ月からはじめていいよ、とは言われていたものの、その響きだけで気が重すぎて気づけば生後6ヶ月までスタートを延ばしてしまった。
しかし、いつまでも現実逃避はできない。もう始めるしかないのだ、腹をくくらなければ。
脳内は「?」でいっぱい…離乳食の「わからない」
おかゆ具合がわからない
「10倍がゆからスタート!」って、10倍がゆって何ぞや? 炊飯器で炊くの? え、おかゆを? 毎食作るの? 一食何グラムあげるの? 米から作るの? ごはんから煮ていいの? 水と米って何対何で作るの? こわいこわいこわい、わからなすぎてこわい。
食材の固さがわからない
おかゆをクリアしたら今度は何? 野菜とお魚? え、これも毎食作るの? にんじんとかお芋とかを茹でるの? 一緒に茹でていいの? レンジじゃダメなの? おかゆくらいトロトロに煮るの? わからないわからない。
一食分の量がわからない
一食でどのくらいあげるの? あげすぎたらマズいの? あげなすぎてもダメ? 適当でいいって、適当ってどのくらいよ!?
結局のところ、この恐怖の正体はシンプルに「わからないから」に尽きる。

作り方、あげる量、食材、固さ、タイミング、あげ方などなど…
要するに、ちゃんと全体像を理解しさえすれば、こんなに怯える必要はないはずなのだ。
ネットの海でちょこちょこ検索魔になって消耗するのはもう終わりにしたい。
とりあえず一冊、信頼できる本を買う!
わたしの性格に合っていて、「この一冊さえあれば1歳半まで迷わず作り続けられる」そんなバイブルを探して、本屋に小一時間居座る…
そして出会ったのが、松尾みゆきさん著の『フリージングで作り置き離乳食』!

月齢に合わせて食べられる食材の一覧や、食べる量が実物大の写真で載っているなど良いところはたくさんあるのだが、何と言っても最大の魅力は「フリージングで作り置き」というコンセプト。
こんなん、冷凍レンチンじゃないと、毎日毎食作ってられるわけがない。
どんな食材を、どんな形状で、どうやって冷凍するのか、冷凍できない食材は何なのかが懇切丁寧に書いてあり、レシピも豊富。
もうこの本に沿って淡々と進めていけば、迷子になることはなさそう。
離乳食初期の「そもそも」と不安の正体
離乳食を前にして多くのママやパパが絶望するのは、まさに原稿に書かれていた通り「情報が多すぎて、正解の形が見えないから」である。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食の基本のステップは以下のように進んでいく。
初期(生後5~6ヶ月頃・ごっくん期)
まずは1日1回、滑らかにすりつぶした10倍がゆから。スプーンに慣れることがメインの目的で、量は小さじ1からスタート。
中期(生後7~8ヶ月頃・もぐもぐ期)
1日2回食へ。豆腐や白身魚、柔らかく煮た野菜など、舌でつぶせる固さ(絹ごし豆腐くらい)へとステップアップ。
最初のうちは「食べる量」よりも「食材を飲み込む練習」「新しい味や食感に慣れる体験」がメインなので、ほとんど食べなくても気にしなくて大丈夫。
忙しいワンオペ育児の救世主!「フリージング(冷凍保存)」の極意
毎食ごとにすり鉢でゴリゴリとおかゆを作っていたら、それだけで精神力と体力が削り取られてしまう。
だからこそ、先輩ママたちも口を揃えて「冷凍ストック」を推奨しているよ。
製氷皿やシリコン小分けトレーを活用する
まとめて炊いた10倍がゆや、茹でてペースト状にした野菜は、1回分ずつ製氷皿やシリコン製の小分け保存トレーに入れて冷凍庫へ。
「キューブ状」にしておけば、必要なブロック数だけを取り出して電子レンジでチンするだけで、一瞬で準備が完了する。
冷凍できない・注意が必要な食材を知る
すべてを冷凍できるわけではないのが離乳食の奥深いところ。
ジャガイモ・サトイモ
冷凍すると水分が抜けて「スカスカ(スポンジ状)」になり、食感が最悪になるため、じゃがいも等は冷凍するならマッシュ状にしてから、あるいはホワイトソースなどに混ぜ込む工夫が必要。
豆腐
通常の豆腐は冷凍すると高野豆腐のようになってしまうので、離乳食初期に冷凍するなら裏ごしするか専用の冷凍用豆腐を選ぶのが無難。
離乳食初期の「あると絶対に助かる」便利アイテム
手探りの離乳食作りを物理的にラクにしてくれる、神がかったお助けグッズたち。
リッチェル「わけわけフリージングブロックトレー」

離乳食の冷凍保存といえばこれ。カチカチに凍らせても、底を指で押すだけで1ブロックずつコロンと取り出せる優れもの。

15mL×12ブロック、25mL×8ブロック、50mL×6ブロックなどなど、さまざまな容量のものがあるので、食材や月齢でサイズを変えて活用できるよ!
ハンドブレンダー

おかゆや茹でた野菜を鍋に入れてスイッチを押すだけで、一瞬でなめらかなポタージュ状(ペースト)にしてくれる最強の時短兵器。これ一台で「すり鉢の苦行」から完全に解放される。

月齢が進んできたら、一合分のごはんをおかゆにして、さらにブレンダーでペースト状にして、「わけわけフリージングブロックトレー」で小分けして…と、大量の冷凍ストックをつくっていたよ笑
シリコン製の柔らかいベビー用スプーン


まだスプーンの硬さに慣れていない赤ちゃんでも、口当たりが優しく、一口の量が多すぎない小さめのスプーンを選ぶと食べさせやすい。
「ちゃんとしなきゃ」を手放して、冷凍ストックと共に乗り切ろう
「毎食手作りして、完食させなければいけない」
おそらく、新米ママが必ずかかる「離乳食の呪い」。
この生後6ヶ月のタイミングで思いきり捨ててしまおう。
だって、順調にいくことのほうがきっと稀なんだから。
わたしが出会った頼れる相棒は「本」だった。
あなたにぴったりの「離乳食の相棒」も必ずあるはず!
週末にまとめてストックを作り、平日はチンして出すだけ。
時にお湯やミルクで伸ばして、時には市販のベビーフードも混ぜ合わせながら、肩の力を抜いていく。
いよいよ始まる未知の育児領域「離乳食」。
何にしたってまずは「第一歩」を踏み出すこと!
わからないまま進んでいく。いままでだって全部そうだったじゃないか。
新米ママたち、いっしょにがんばっていきましょう~!


